介護のこと（ズバリ介護）

介護とは直接関係ないですが、約３０年前に多摩ニュータウンが街開きで出来上がりました。その時に３０代で入居していた世代は６０歳代になってしまいました。今ではその方たちの子供たちも２０〜３０歳代になり、子育てをする時期になってきています。
その３０年前に出来た当初の住戸規模は、４０?５０?台と部屋は比較的狭く、階段でマンションに上がると言うタイプの建物が多いです。ですので当時入居した世代の方が今高齢者になり、バリアフリー住宅に住みかえをしていく世帯も多くなりました。しかし、多摩ニュータウンの団地単位で考えてみると初期当時の分譲は敷地がたくさんありますので、それを利用して立替などのキャピタルゲインを確保していこうと言う働きが今はあります。
が、その一方でバブル時に購入した分譲ではローンがものすごく残っているため現段階でも買い替えが困難な状況になっているのです。従って、買い替えではなく、住み続けるための環境整備の向上を目指して、現在ではブロードバンド環境を取り入れ、管理コストの低減など住みよくするための維持管理方法などが検討されています。
この働きは市民参加のものですが、これを考慮して行政でも新たは支援施策が生まれようとしています。多摩市の「すまいとくらしのマスタープラン(平成１４年３月)」では人的、資金的支援策を団地管理組合に具体化させます。このような動きは着目すべきものですね。
今後、多摩ニュータウンが発展していくためには経済への対応が欠かせない現状だと思いますが、持続可能な発展」の概念は「環境と開発に関する世界委員会」の中で提唱されたものです。「環境の維持」「社会的な発展」「経済的発展」が今後多摩ニュータウンが持続可能出来る基本的な考え方になりますね。